僕が経営を数字で語れるようになった訳

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学校を卒業して就職したのが総合スーパー。
入社して数年経った頃の店長は
関西弁の巻き舌で気軽に話かけられない
雰囲気を醸し出していました。

「し~ぶかわ~」と独特の抑揚をつけ僕を呼び
「どうしてお前の部門は売上予算が達成できないのか?」
と詰めてきました。

いつもしどろもどろで満足な回答は出来なかった
ことを昨日のように思い出します。


その店長から学んだことは多かったです。

ある日の朝礼で
「お前ら~、当店の売上が下がり続けとる。
この状況に慣れているんじゃないか~。
毎年、売上が5%ずつ下がっていることを
どう考えとるんか?」
とまくし立て始めました。

僕は正直、
「競合店の出店もあったし、
バブルがはじけて財布の紐が固くなった。
1年間で5%しか売上が落ちてないなら
いいじゃん」
と思いました。

が、しかし、店長は
「お前ら~、売上の前年比5%減が続いたら
将来どうなるか、わかっとるんか!」
と大声で言い、
模造紙を壁に貼りました。

そこには

基準年売上100
1年後95
2年後90.25
3年後85.73
4年後81.45
5年後77.37
6年後73.5
7年後69.8
8年後66.3
9年後63.02
10年後59.9

と書いてありました。


「たった年5%の売上減少が10年続けば
6割にまで落ちるんだ…」

当時の僕はぽかんと口を開けて
模造紙を見ていたろうと思います。

その時の衝撃は忘れられません。
今思えば、数字で経営を語れないとマズイと
初めて思った瞬間だったかも知れません。


上記の店長の話を続けます。

売上が落ち続けていたので
1億数千万円をかけ店舗リニューアルを
実施することとなりました。

1週間近く店を閉め、食品を中心に
什器を総入れ替えし、
全部門でレイアウトの見直し行いました。


店を閉めていても、ポストティングの準備、
商品の改廃作業、什器移動のほか、
お手伝いしてくださる取引先との商談などを
忙しく行っていました。

店を閉めている期間の朝礼で例の店長が

「お前ら~、今回1億円の投資を行うが、
これだけのお金(利益)をねん出しようと思ったら
どれくらいの売上が必要かわかっとるんか?」
と関西弁をまくしたて始めました。

僕は全くわかりませんでした。
また、そんなことは考えたことがありませんでした。


損益計算書が読めるようになった今なら、

「税引き後当期利益+減価償却費」

でざっくりとした投資可能金額を算出します。


投資をしようと思ったらどれくらいの
売上が必要か、を考えてみることは絶対に必要と
思います。

安易な気持ちで投資するのは避けたいものです。
また、投資効果(売上・利益の増加)が見込めない
投資は避けたいものです。

出来るだけ精緻なシミュレーションをすることが
大型投資には必要と思います。

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