「そんなこと分かっているんだよ」と感じた時の課題設定

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在庫って厄介です。

在庫が少なすぎると、欠品することが多くなり、
お客様の要望に応えられない可能性が高まります。
いわゆる機会損失(チャンスロス)です。

逆に在庫が多すぎると、資金を寝かすことになります。
また不稼働在庫は陳腐化し、終いには汚破損品になる
可能性があります。

そのために、
常に適正な在庫はどれくらいかを考え、
在庫コントロールをしなければなりません。


仮に、後継者が発注を担当し、
社長(父親)が資金繰りを見ている
会社があるとしましょう。

”後継者が勝負に出て多く発注する”
その傾向が強いと、社長が気づいた時には
”資金繰りがひっ迫している”
といった状況に陥るでしょう。


ところで上記のケースで「問題」「課題」「解決策」を
設定するとすれば、
それぞれどのようなものになるでしょうか?


「問題」は実在庫は適正在庫と違う、
「課題」は後継者が発注する前に社長に相談しないこと、
「解決策」は後継者と資金繰りを把握している社長が
話し合う時間を定期的に持つ

と設定したらどうでしょう?
後継者は、社長に相談するようになるでしょうか?

おそらく出来ないと思います。

何らかの理由により、後継者は社長と話をすることを
避けてきた可能性が高いからです。

それは過去から続く親子関係が原因かも知れないし、
会社での処遇(社長から後継者への当たりが強いなど)
かも知れません。

であるとすれば、その原因を取り除くのは、
短期間では非常に難しいはずです。


そこで、取り急ぎ「課題」を
”在庫や発注に関して情報共有を図る”
にしてはどうでしょう。

そうすると「解決策」は
”システムを使って、
売上・在庫の状況を見られるようにする”

かもしれないし、もっとアナログ的に

”黒板に実在事と後継者が次回発注する予定数量を
書いておき、それを確認した社長がサインする、
という流れを作る”

かもしれません。

また
”社長が1回ごと発注金額の上限を決めてノートに記しておき、
発注の都度後継者が確認する”
かもしれません。

それだと
”後継者と社長が話をする時間を定期的に持つ”
より実現可能性が高いと思いませんか?


解決策は当事者はわかっているはずです。

後継者も社長も話し合って決めれば良いことはわかっている。
だけれどもそれが出来ないのです。


人の気持ちに関することは難しいとつくづく感じます。

「システムを構築する」「ルールとして決める」
など、とりあえず感情を排した仕組みづくりをする
ことが一つのやり方だろうと思います。

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