正解が導き出せると思わない方が良い

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最近、銀行出身者の中小企業診断士と話す機会が増えました。

僕は銀行出身者の診断士に
「銀行が保全(担保や保証のこと)や
マルホ(信用保証協会の責任共有制度のこと)に頼らず、
独自の視点で企業の事業性を評価し、その上で
プロパーで融資することが出来るようになるのでしょうか?」
と聞いてみました。

そうすると
「無理でしょうね。もう駄目だと思ってもその後も生きている
企業はごまんとあるし、
逆にマズイ兆候を全く見せずあっけなく散っていった企業も
沢山あります。
どの企業が生き残って、どの企業が市場から退出するかを
正確に判断することは誰にも出来ないと思います。
人間は神じゃないです。未来は誰にも分りません」
と答えられました。

「確かにな~」と思いました。
思い当たる節はかなりの数ありますので妙に納得しました。


企業のことを少しでも知りたいと思うなら、
自分がその企業のお客様になることが早道と思います。

そして何度もその企業を訪問して、
時に従業員と同じ作業をし従業員の気持ちになる
必要があると思います。
そのほか、既存のお客様の元に出向いて
お気持ちを聞くなどする必要もあるかと思います。

しかし…
それ以前に経営者のお気持ちを理解しておく必要がありますが、
それさえ出来ていないコンサルや銀行員は多いのが現実と
推測しています。

だから企業のことがますますわからない…


個人的には…
Aという戦略と、Bという戦略のどちらが良いかを判断するには、
人間理解が欠かせないと思っています。

市場環境や企業の強みを精査し、
「Aという戦略が良い」との結論を論理的に導き出したとしても
それが業績アップにつながるかは疑問が残ります。

論理的に導き出されたAという戦略があり、
かつ、経営者も戦略Aに対し腹の底から納得していれば
戦略Aを採用し業績がアップする可能性は高いと思われますが…


「経営者の好き嫌いは論理的な結論を凌駕する」と思います。

僕たちは、戦略Aが良いと思われる理由を論理的に説明する
必要があります。それにスパイスとして情緒的に説明することも
必要ではないか…と最近思うようになりました。

なぜなら戦略を実行するのは経営者や従業員の方々なのですから。

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