パン屋さんの閉店に想う

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そのパン屋さんを知ったのは7~8年前になります。

アンパンやコッペパンなどの懐かしいパンが並ぶ、
昭和のパン屋さんといった風情。

初めてそこでパンを買ったとき、
おばあちゃんがレジをしてくれました。
背が低く、物腰の柔らかい、
かわいい感じのおばあちゃんでした。

釣銭を数えているおばあちゃん越しに、
店の奥でパンを焼いているおじいちゃんが見えました。


次にそのパン屋さんに寄ったのは
初めて行ってから4~5年ほど経った頃。

夕方4時過ぎだったにも関わらず棚においてある
ほとんどのトレイにはパンがありませんでした。
店の奥にもおばあちゃんの姿は見えず、
おじいちゃんがレジをしてくれました。

「今日のおじいちゃんは元気がないな~」

「店全体が暗くなった印象があるのはなぜだろう」

「お歳なので身体がきついのかな~」

「おばあちゃんはどうしたのだろう?」

「この時間でこんなに欠品していたら売上は作れないだろうに…」

などと思いました。


先日、このパン屋さんの前を通ると、入口ドアに
これまでのご愛顧に対する御礼とともに
閉店した旨の貼り紙がされていました。

コンビニとの競争激化、原材料の高騰など
厳しい環境下にあったことは容易に想像できます。

しかし、バス停の真ん前という立地を活かし
帰宅する人への食事パンの提供や
近所にある病院にお見舞いに来る人用に
小さな小分けしたパンを提供するなどすれば
良かったのに…と思います。

そのほか、店内では音楽を流すとか、
パンの廃棄が気になるなら一部賞味期限の長い仕入商品で
品揃えするなどすれば良かったのに…


実態はわかりませんが…
継がせる後継者がいなかったのかも知れません。
相談する相手もいなかったのかも知れません。

ご主人も体力の限界を感じ、
そして、閉店を選択したのかもしれません。

今後、このような店が増えてくると思います。

事業承継の準備をしていないばっかりに
せっかく生きていける企業(事業)が廃業していく現実。

今、何とかしないと活力がなくなってしまう!

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